四聖獣史
第九章- 丑次の策略

原作&著作:HELLO
「あ!」

玄武村を出てから30分ほどたったところで、武生が言った。

「どうした?」

「あのさぁ・・・四聖獣史はどうなったんだろ・・・」

そう、彼らは、四聖獣史がどうなってしまったかずっと忘れていたのだ。

ついでに言うと、作者も忘れていた。

「一応、ここが一番最初に来たところのようね」

村長からもらった地図を見て、雀が言う。

「この辺探してみるかぁ?」

「そうするか」

出発が、四聖獣史探しになってしまった。(作者のせいで)

「ないなぁ」

いっこうに見つからない。すると、どこからか笑い声が聞こえてきた。

「ハッハッハ!」

「! 誰だ!?」

「お前らが、四聖獣の選ばれし者だな!邪龍様の命により、お前らを始末しに来た!」

「なんだって!」

龍彦達は身構えた。

「おっと!ワシには作戦があってな。うかつに動くなよ。動くと、すぐ死ぬことになるからなぁ!」

「作戦?」

「そう、ここらいったいにワシの下部を張り巡らせた!って、何を言わすか小僧!!」

「自分から言ったくせに・・・」

「少し有利になったけど、どのくらいの敵が回りにいるのかしら・・・」

「あのときの技が、すぐに出せればなぁ・・・」

どんなに頑張っても、腕輪は何も反応しない。

「でも、あいつは乗せられやすいタイプらしいから、こっちも何か作戦を立ててやれば・・・」

「そんな暇ねえ!!突っこめぇ!!」

「あ!おい!」

突っ込んでいく、虎太郎。

「馬鹿が!」

『ザッ!』

林から、何か飛び出す。

「危ない!!」






『ドカッ!』

「・・・?」

「龍彦ぉ!!」

「いてて・・・心配すんなって!・・・痛っ!」

「おいらのせいで・・・また人を傷つけちゃった・・・クソッ!クソッ!」

「おうおう、可哀相になぁ。かばわなきゃ良かったのに。自分さえよけりゃあ、それでいいのになぁ」

「この野郎!!おいらをかばって、龍彦が!龍彦が!もう、誰も、おいらのせいで傷つけさせるかぁ!!」

その時、

『ヴヴン・・・』

虎太郎の腕輪が光り出す。

「あ!この光は・・・」

「! これが、覚醒の光・・・マズいぞ!下部達!!」

「おいらの力、見せてやる!!」
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あとがきメッセージ――
 いや〜、なんだか第三話と同じ展開になって来ちゃいました。(オイ)
 マジで忘れてました。四聖獣史。
 (爆散)これからの発展に関するのかどうか知りませんけど。(ぇ)
 まあ、時間がないんで、第十話いつ書けるかなぁ・・・
 とりあえず、気長にお待ちください(汗)
投稿:2002/11/4 19:10   公開:2002/11/4 19:30
編集後記――
 ちょっと笑っております。 ^ ^;
 虎太郎、成長したのかしていないのか・・・
 さて、そんな虎太郎の力とはっ!?
     by 由永 2002/11/4